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2005/07/20

ジャン・コクトー展 - Jean Cocteau

日本橋三越本店 新館7階ギャラリーで
本日が初日の「ジャン・コクトー展」を
観て参りました。

    cocteau002

 会期は20日(水)から31日(日)まで
 ですから、皆様、どうぞお見逃しなく
 この展覧会、ぜひご覧下さいね!!

 250点の作品を一堂に観られます!

     cocteau003

私は若い頃、やっぱりアート仲間がいまして
コクトーはその頃はみんなの憧れの的だった
んです!憧れというより神様に近かったで
しょうか~!その時の彼氏もコクトーに傾倒
していたこともあり、初日に行かなければ!と
いう逸る心の思いに押されるように、自分の
青春を思い出すべく会社の帰りに、三越へと
向かいました。

私自身はそんなに詳しいわけではなかったの
ですが、堀口大學氏や堀辰雄氏の訳でコクトー
の詩を読みながら、暗い面持ちをして、
コルトレーンのジャズを聴く、なんていうのが
私達のアート仲間では、クールな感じ!って
いうイメージだったのでしょうか!?

ちょっと思い出に浸り過ぎましたが、肝心の
展覧会ですが、やっぱり私はこちらの三越さん
の展示がとても好きです!絵にス~と入って
いけて、落ち着いて鑑賞できます。でも、前回
の浮世絵はなんとも数が多すぎて×でしたが、
それを除いたら、本当にその作者の絵が好きに
なるように暖かい展示をしていると思います。

     cocteau003

コクトーはこのように男前ですから、かなりナルシスト
でもいらしたようで、自画像が自身と友人からのと
それはハンパなく多かったです!入ってすぐの所に
ショックな絵がありました!それは、先日も映画で
観たばかりのモディリアーニが鉛筆で描いたコクトー
の肖像画の素描でした!!目立たない作品で、ただ、
黒い線でコクトーをス~と描いているのに、
モディリアーニがまるでその場で描いたかのように
感じて、心からなにか感激してしまいました!
なので、今回はこの作品が一番、衝撃的な出会い
でした!

また、彼の友人仲間としてピカソとモジリアーニの
写真もあって、なんていうか偶然としても次々と絵
の世界ってどこか繫がりあるものですね!

    cocteau005

コクトーのことをご紹介しますと(↑パンフから)、

1889年、パリ郊外の裕福な家庭に生まれたコクトーは、
早熟の詩人としてパリの文学界にデビューします。
時代はまさしく、パリが文化、芸術の中心地としての
大輪の花を咲かせた、ベル・エポック(良く時代)から
レ・ザネ・ファル(狂乱の時代)への移行期。その中で
コクトーは、独特の耽美的な詩の世界を拠点にしなが
らも、小説、バレエ、映画、演劇、音楽、そして美術へと
まさに芸術の境界を越える斬新な活動を展開していき
ます。彼の周りには、若いときからピカソをはじめ、
キラ星の如く時代の先駆者達が次々と登場しました。
本展で紹介する美術作品は、油彩、デッサン、彫刻
タペストリーなど多岐にわたり、どのジャンルをとっても
コクトーの美学が深く流れています。

ジャン・コクトー(1889~1963)は「20の顔を持つ男」
と言われていたように、いろいろな芸術分野において
才能と名声を勝ち取った偉大なフランスの芸術家
だったようですね。いろいろなコーナーでそれを
観ることができますが、特に、ピカソとマチスを
合わせたような力強いデッサン力には圧倒させら
れました!一本の軟らかい線にも表情があって
最後の一角獣あたりの素描は、なにか彼の全霊
がこちらまで伝わってくるよう生々しい作品で
迫力があります。また、色彩も独特でそれがなんとも
洗練された色合いで品があります。多分、あのような
色彩の感覚って訓練されてもできないような閃きの
ような部分があるのでしょうか?日本人では決して
出せないような色彩の妙味が次々と真近で観ること
ができて、このような色彩芸術の素晴らしさに魅了
されたのは始めてかもしれません。舞台芸術に
ご興味がある方も後半の舞台俳優たちとの写真など
きっと歓喜されるかと思います。音楽の好きな方も
六人組」という音楽家のメンバーで集まった写真も
あり、プーランクも写真に写っていて驚きでした!
総合芸術の神様らしい人脈の繫がりに、感嘆する
としか言葉が見つからないほどです!

ビデオでも「美女と野獣」(1946)を少し放映して
いましたが、きっと皆さんも「あ~あれね!」
ってどこかでご覧になったことがあると思います。
哀しくもシュールな美しい映画でした。

会場は冷房がかなりきついので上着はお持ちに
なって、作品数も多いので楽な靴で行かれた方が
より作品に集中して楽しめると思います。サティの
曲が流れていて、フランスのよき時代を目と音から
も堪能することができます。

                cocteau006


☆参考サイト

フランス・サイト

『ウィキペディア(Wikipedia)』ジャン・コクトー

allcinema コクトーが関連する映画の情報

picaso
ピカソと過ごしたある日の午後―コクトーが撮った29枚の写真
ビリークルーバァー(著)、北代美和子(翻訳)

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント


ジュリアン~~~さん
そちらも暑いですか?
こちらはほんま酷暑です。

投稿: 松風 | 2005/07/21 22:13

松風さん、

こんばんはぁ~!
京都の熱風、運んできましたね~(・_+)
一角獣の狛犬、面白かったです!
コクトーが見たら喜んでバァ~とスケッチしそうですね~(^_-)-☆

投稿: Julia | 2005/07/21 22:30

Juliaは、ご覧などを傾倒しなかったよ。


投稿: BlogPetの「Jenny」 | 2005/07/22 16:08

Jennyもご覧になると傾倒しちゃうかも~?

投稿: Julia | 2005/07/22 22:25

はじめまして!

勝手にTBさせていただきました。
コクトー展はとてもよかったです。
勢いで、DVDを2枚買うことになりました。

投稿: juil | 2005/07/31 04:24

juil様

コメントとTBをありがとうございました。

コクトー展は私も青春を思い出したり、コクトーの美術人脈の凄さに圧倒されて、その天才的
な生き方にもただ敬服という感じでした。

juil様のお勧めサイトもとても参考になりました。juil様は音楽がご専門のようですので、私もまたご訪問に伺いますね(^_-)-☆

投稿: Julia | 2005/07/31 08:11

Julia様
コメントありがとうございました。

普段の生活では、なかなか同じような趣味の人が周りにいないので、こうしたところで他の方の意見や感想などに出会えて
とても嬉しいです。
「アート仲間」ということは、ご自身でも何か活動されてるのでしょうか?

私はこの時代のフランスものに結構惹かれています。
アロマではベルガモット等の柑橘系が大好きです。
ただ今部屋全体をいつも香らせるには何がいいか検討中です。

投稿: juil | 2005/07/31 22:18

juil様

沢山書いていただいて本当に感激です!私は今まで絵の好きな方々だけTBしたりしあっていたものですから、このたび、映画でみなさんからコメントを頂いて、すごく輪が広がって今日は一日Happy!な気分でした。

>ご自身でも何か活動されてるのでしょうか?
 いえいえ、昔は美大を受けようかと専門学校へ通っていたのですが、私は少し飽きっぽくてデッサンをズーと座って書いているのが苦痛で断念してしまいました(^_^; 昔のアート仲間はその時の予備校生達で、今はblogの人達とたまにオフ会などに呼んでいただいています。

 でも、音楽の専門の方は(演奏)、juil様が初めてですのですごく嬉しく思っております。子供達はちょうどバブル時期でバイオリンやピアノを習わせることができましたが、なんか。。今は全然違うことしてますね(/_ ;)

 アロマもお好きなんですね!すごい!!今ですと、やっぱりミント系が爽やかでお部屋の空気を洗浄してくれますので最適かと~?

 また、今後もどうぞよろしくおねがいしますヾ(´ー`)ノ

投稿: Julia | 2005/08/01 00:25

Juliaさん、こんばんは。

私はコクトーを殆ど知らなかったのですが、
この展覧会でその人となりをある程度理解することができました。
とっても親切な内容でしたし、
コクトーの多彩な才能が「これでもか!」と言うくらい分かりました。

舞台や映画などを知っていれば、もっと楽しめたかなとも思います。
奥が深いです。

最後に、遅ればせながら暑中見舞いありがとうございました。

投稿: はろるど | 2005/08/02 00:34

はろるどさん、

コメントとTBをありがとうございました。

はろるどさんならコクトー展をお楽しみになれると思っていました。現代の芸術の基礎を造った、といってもいいくらい多才な真の芸術家でしたね!!

それにしてもその当時の芸術家達のキラビヤなこと!!それぞれの個性がぶつかり合って同時に芸術文化がパリで華開いたようなすごい時期でしたね!!

はろるどさんも暑い夏を熱い芸術で乗り越えてくださいませ。8月もいろいろな絵の展覧会が目白押しです!夜にでもスケジュール表を作ろうと思います。

投稿: Julia | 2005/08/02 07:51

はじめまして。コクトー展の記事を遅ればせながら書きましたのでTBさせていただきます。
華麗な人脈が凄かったですね。
僕もモディリアーニの絵を見たときは嬉しかったです。

他にも、彼の「隠さないナルシストぶり」には頭が下がります(笑)
同じゲイという視点から見ると、ずいぶん勇気のある人だったんだなぁという気がします。
(無邪気と言うかなんというか・・・笑)

投稿: akaboshi07 | 2005/08/08 18:30

コメントとTBを有難う御座いました!

コクトー展の魅力をたっぷりと豊かな文筆で書いてくださって何かとても嬉しかったです!

それに日本橋のお写真も素敵でした。この展覧会の前に、浮世絵展があったのですが、そこで広重が描いた木製の日本橋の美しさとダブりました。

非常に美的感覚が優れていらっしゃる貴殿のブログにTBをしていただいて感謝いたします。

投稿: Julia | 2005/08/09 01:22

こんにちは。
「北斎と広重展」に続きTBさせていただきました。今回もかなりの充実振りでしたね! コクトーの作品には詩的なものを感じます。上手く言えませんが・・・。

投稿: maru | 2005/08/09 13:54

maruさん

いつもコメントとTBをありがとうございます!

確かにコクトーの絵を観ていても何か訴えてくる力が普通の絵画と違うオーラを発している感じですね!

音波のような熱波のような??きっとそういう波長が詩的なのかもしれませんね?

バレーを習われているなんて素敵です!ドガの踊り子をすぐに想像してしまいますが!!またぜひ遊びにいらしてくださいね(^_-)-☆

投稿: Julia | 2005/08/09 22:37

こんにちは。
コクトー、手とかも美しい。
カルティエのあのトリニティ・リングはコクトーの恋人、ラディゲのために贈ったものですよね。

詩や小説もだけど
ドローイングを誉められるのを好んだコクトー。
今も尚輝く存在です。

投稿: めりの | 2005/09/19 16:35

めりのさん

久しぶりにまたコクトー展を思い出して懐かしかったです。TBありがとうございました。

コクトーのドローイングは優雅な線で私も好きです~☆

本当に今も尚輝ける芸術家ですね♪

投稿: Julia | 2005/09/19 20:19

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