ルネサンス街道の旅 1 - ヴィンチ村 No.3
今日は久しぶりに歯の検診を娘が以前勤めていた
八重洲口方面にある「PAUL」というパン屋さんの
2F(PCCWビル)にある歯医者さんへ行って参りました。
その診察室からの眺めが素晴らしいです!診察台に
座ると窓越しに新幹線がワァ~と交差して走っていて、
右手には東京駅のドーム屋根が見え、その頭上から
丸ビルが聳え立ってみえます!なんだか、素敵な都会
の夜景を見ていると歯の治療も苦にならなくどこか
違う国に来ているようなパノラマ空間が広がっています。
さて、診察が終わって、そのビルの前には
「八重洲ブックセンター」があるので、レオナルド
のことがもっと知りたくなり、8Fにある美術書コーナー
に寄ってみることにしました。ここは改築したのでしょうか?
美術書や洋書がとても増えていて、w(゜o゜)w ワォって
感じで夢中でまた本探しが始まりました。
池上先生が翻訳された《修復の理論》も美術書の
棚においてありまして、手にとってみてもとても
高尚な感じがします。
著:チェーザレ・ブランディ
監訳:小佐野重利
訳:池上英洋、大竹秀実
発行:三元社
そしてレオナルドの本も沢山ありまして、
つい3冊も購入してしまったのですが、
本日は先ほどまで読んでいました次の本
をご紹介したいと思います。
ルネサンス街道の旅 1
日経BP社 (著)
2004年7月に出版された本ですので、どなたか
購入されていらっしゃるかと思いますが、
「イタリア・フェレンツェからローマへ」の道を辿り
「美の女神に愛された天才たち 31の物語」と
題して、それぞれの巨匠をきれいな作品の図版と
共に紹介しています。
先ほど、読み進んで行きましたら、解説者の名前に
「美術史家: 池上英洋氏」と書かれたコラムに
出逢いまたビックリ!!です。イタリア美術書のような
雑誌なので、池先生のお名前が出てきても当然かも
しれませんが、偶然とは言え、やっぱりどこか
「見えない縁」で繋がれているものですね!嬉しかった
です。
まずはこの本の紹介として。。。
出版社/著者からの内容紹介
時空を超えて
ルネサンスの巨人たちに出会う旅へ。歴史と美に出会う、新しい旅に出かけよう。
レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロの息遣いが、
人類の遺産と呼ぶにふさわしい芸術の深みが、
名もなき市民たちのエネルギーが、そこにある。泣き、笑い、恋をし、絶望し、
しかし希望を失うことは決してなかったルネサンス人。
連綿と受け継がれてきた彼らの「物語」には、
創造とロマンの鼓動が今なお脈打っている。
これこそ現代に生きる私たちへのメッセージ。歴史にふれると、人間が深まる。
美と交わると、人生が変わる。さあ、いまこそ、新しい「旅」に出よう――。
内容(「MARC」データベースより)
歴史とアートに出会う、新しく深い旅の楽しみを
提案するビジュアル・ガイド。フィレンツェから
ローマへの道をたどりながら、ミケランジェロ、
レオナルド・ダ・ヴィンチら天才たちの物語を紹介。
時空を越えた旅に誘う。
この本の中で池上先生は次の4つのコラムを
ご担当されています。
- 彼なくしてルネサンスは語れない
時代の目撃者、ヴァザーリ - 初期ルネサンスの確立に貢献した
夭折の画家マザッチオ - 恋するルネサンス
女がいてこそ男は歴史を作る - 私たち、金も出すが口も出します
ルネサンスのパトロネージュ
題名だけ読んでも興味が注がれますでしょう?
イタリア芸術がお好きな方はこの本は必見ですね!
そして、いよいよレオナルドについてですが、先日
のシンポジュームでもイタリア人のレオナルド研究家
が何度もおっしゃっていた、
「レオナルドは自然を愛してよく観察していた」
それはどうしてなのか?と疑問に思っていましたら、
この本の次の章、
「ヴィンチ村」レオナルドの故郷
レオナルドが大自然と戯れた村
![]()
孤独な哲学者といわれた万能の天才
レオナルドは、1452年4月15日、公証人
の父と使用人の間に庶子として生まれた。
当時、それは珍しくはなく、裕福な家系の
子、レオナルドは祖父母や美しい継母、
とりわけ彼に絵や自然の面白さを教えて
くれた叔父からたっぷりの愛情を受け、
自然豊かな村でのびのび育った。
レオナルド・ダ・ヴィンチは少年時代から
どこへ行くにもノートを離さず、スケッチ、
アイデアなどあらゆるものを書き留めて
いた。
一人遊びが好きなレオナルドは、自然を
観察し、絵を描き、空想にふけることに
情熱を注いだ。アルノ川、そこにかかる橋、
草原、果樹園。。。、少年は動植物の生態
に興味を奪われ、大自然は彼にとって
またとないインスピレーションの源となった。
あるとき、父に頼まれ盾に絵を描いた。
仕上がりを見て、父は絶句する。描かれた
蛇やトカゲが生きているようかのように
見えたのだ。父は思った。フィレンツェで
こそ、息子の才能は花開く。14歳のとき
ヴェロッキオ工房の門を叩く。師ヴェロッキオ
がレオナルドの絵に驚愕し、筆を折ったという
逸話が誕生するのは、わずか3年後のこと。
![]()
↑左下の天使をヴェロッキオは
レオナルドに描かせ、あまり
の見事さに自らの筆を折った。
「考えること少なき者は、過つことも多し」
「知恵は経験の娘である」
「太陽は動かない」
コペルニクスが地動説を唱える一世紀以上
も前に、太陽は動かないとメモし、聖ヒロエニムス
の苦渋の表情を出すのに、人体の筋肉の動きを
徹底的に研究したレオナルド。このヴィンチ村で
のびのびと育ったレオナルドですが、観察力の鋭さ
とその基礎はこの少年時代の一人遊びに培われた
ようですね。
永久保存版の美術書で、私のお勧め度も☆☆☆☆☆!
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コメント
アートを購入するかもー
投稿: BlogPetのJenny | 2005/09/23 18:00
昔のものだとなんだか恥ずかしい気もちょっとするのですが、自分でも気にいっているコラムもあるので、偶然見つけていただいてありがとうございます。
ところで先日Livedoorは大容量ですと書いたばかりなのですが、このところ更新にやたらと時間がかかり、あげくのはてにエラーが出ることもあったりします。あまりお薦めしない方が良いかもしれませんね。うーむ
投稿: ike | 2005/09/24 00:24
>自分でも気にいっているコラムもあるので、
恋するルネッサンスですかしら~♡♡ ねぇ~♬?
こちらの写真はとてもきれいですね!
先生のコラムも素晴らしいですが、この本のとおりにイタリア巡礼の旅に出てみたくなりました。
>あまりお薦めしない方が良いかもしれませんね。うーむ
いえ、ご心配頂いてありがとうございます。私もどうしようか実は今日、一日中、他のブログやHPを検索していたのですが、こちらの「ココログ」で続けるしかないかしら。。と思い出しています。300MGしか容量がないのですが、やっぱり愛着が沸いてしまっています。通信費と美術費関係のために最近は働いている気がします(^_^;
それから、先ほど、先日のパネリストのアレッサンドロ・ヴェッツォシ氏が書かれて、高階氏が監修されたレオナルドの本を読みました。やっとあのシンポジュームで話されていたことが今頃理解できてきました。また、明日、できればアップしますね!
投稿: Julia | 2005/09/24 01:05