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2006/01/26

ニューヨーク・バーク・コレクション展

今日はお休みを頂いていたのですが、少し
家でゆっくりとしようと思っていましたが、
どうしても上野方面に気が惹かれてしまい
東京都美術館で昨日(24日)から開催した

 「ニューヨーク・バーク・コレクション展

へ日本美術を観てきてしまいました。
予定では、日曜日に講演会を聴きがてら行く
つもりでしたが、チケットを頂いていたので
観に行ってしまいました。

とにかく素晴しい展覧会で私はあまり今まで
日本の美術を知らな過ぎておりましたが、
この美術展を観ますと、日本の優れた作品と
いうのは、海外にみんな保管されているのが
理解できました。山種美術館とか国立近大
美術館が日本画の美術展をしますが、何点か
感動する作品があっても今回のようなコレクション
はあまりに規模が違い過ぎて腰を抜かしそうに
なるほどで、観終わる頃にはクタクタになって
しまうほど充実しておりました。

もう遅い時間ですので、とにかく図版だけアップ
いたしまして、また、簡単な説明書きなどは
後ほど、付け加えさせていただきます。本当に
日本の美術品がこれだけ個人のコレクションで
蒐められていたかと思うと、どうして手離したの?
って言いたくなるほどですが、この展覧会は必ず
混んでくると思いますので、お早めにご覧ください
ませね!!

I. 縄文ー平安 (原始・古代)

II. 鎌倉・南北朝・室町

          kaikyo
         快慶(伝)
         不動明王坐像 (鎌倉時代13世紀初期)
            
         迫力ありますよね! 日本にあったら
                    国宝級ということでした。

          mandara
          春日若宮曼荼羅
           鎌倉時代後期

          蓮の花の台座がとても美しいですね。
          優雅な浮遊感が不思議に落ち着いて
           います。

III. 桃山・江戸

             fue
             狩野探幽
              笛吹地蔵図 江戸時代

             蓮の花を反対にして被った
             蓮台の代わりだそうですが、
             雲に乗って浮いているのが
              幻想的な感じと線の美しさに
              魅入りました。この軽やかさは
              素晴しいです。

     nanban 《南蛮屏風》
                         右隻部分

     先日の「信長」でも南蛮人が出てきて
     信長が南蛮人の衣装を着ていたことも
     あって、ここでも南蛮人が到来したことで、
     日本人がびっくりしているような表情が
     面白かったです。

             shibata
             柴田是信
             茨木図屏風(部分) 明治時代

             鬼の顔がすごい!!
                怖そうな顔をしているのに、何かに
              怯えて逃げているような鬼の表情が
               ちょっと面白いですね。
   
   

    jinichi 鈴木甚一
                     菖蒲に蛾図 (江戸時代)部分

     本当にきれいでした!
     実際はもっと菖蒲は紫がかっていて葉の
          葉脈の線の美しいことといったら、うっとりと
     しました。光琳が男性的なら、こちらは
     とても繊細で女性的な菖蒲で素晴しいです!

    sakai
    酒井抱一
    桜花図屏風 (江戸時代)

    図版ではわかりにくいのですが
    桜の花と葉が素晴しく可憐できれいです。
    今回、この屏風に一番感激しました。
    抱一は、光琳の元で修行をしたという
     ことですが、その艶やかさを受け継いで
    いるようですね。

      hakubai
      伊藤若沖
       月下白梅図 (江戸時代)部分
 
      最後に展示してありまして、可憐な
            白梅と枝が上下左右這い回るような
            動きのあるまるでフォービズムかしら?
      なんて思わせるくらい変幻自在です。
     実物は暗い色調ですが、右上の月と
            白梅の無数の小点と勢いのある枝ぶり
     の流れる線に幻惑されます。今回、
     図録のカバー絵になっていてとても
     それが素敵です。    
     

また、簡単に説明を足していければと思いますが
とりあえず、図版から気に入った作品を掲載しま
した。まだ、あるのですが、図録で半分に切れて
しまっているので、スキャンが難しいです(/_ ;)

とにかく、屏風絵にしてもどれもこれも素晴しくて
ぜひ、皆さんも日本の伝統美をご堪能くださいませ。

☆ 記念講演会 「私とバーク・コレクション」 村瀬実恵子

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+2006年 文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

昨日に引き続き
バーク・コレクションの記事upしました。

見所満載でしたね。
TB送らせていただきます。

投稿: Tak | 2006/02/09 21:49

Takさん

コメント&TB、連日ありがとうございま~すヾ(´ー`)ノ

Takさんと辻先生のかけ合い漫才的解説編、とても楽しくてまた良く作品を理解できて最高でした!!

日本美術ってこんなに素晴しかったのね~!なんて逆に教えられた展覧会でした。

投稿: Julia | 2006/02/09 22:49

Juliaさん、こんばんは。
お返事遅れて失礼しました。

とっても贅沢な展覧会でしたよね。土器から若冲まで見せていただけるとは思いませんでした。

>今回、この屏風に一番感激しました。抱一は、光琳の元で修行をしたということですが、その艶やかさを受け継いでいるようですね

私もこの作品が一番美しいかなと思いました。
少し上が切れたような構図も面白かったですよね。
花も幹もともに味わい深い作品でした。

講演会記事と合わせてTBさせていただきます。

投稿: はろるど | 2006/02/13 22:11

はろるどさん

コメント&TB2つもありがとう御座いましたヾ(´ー`)ノ

私は中々日本画を観る目がないのですが、今回はその素晴しい作品の前に興奮しながら見ることができました。

はろるどさんもとても堪能されたようで嬉しかったですッ!!

また、18日の午後3時からBunkamuraで鑑賞会をしますのでお時間がありましたら、はろるどさんもお顔を見せてくださいませねぇ~♬

投稿: Julia | 2006/02/13 22:22

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