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2006/03/06

ニューヨーク・バーク・コレクション展 -4回目

今までに3度も観てきましたが、最終日の昨日
チケットを頂いたので、東京都美術館で開催
していた

  「ニューヨーク・バーク・コレクション展

を見納めして参りました。やはり会場は混雑
しておりましたが、これだけの日本古来の美術
はめったに観れないので、最後にもう一度、観る
ことができて本当によかったです。チケットを急遽
送ってくださったすたさんに感謝いたします。

  miho

    3月15日から春季特別展を開催する
     「MIHO MUSEUM」のチラシです。

   上記の図版は、俵屋宗達が描いた
     『伊勢物語図色紙(宇津山図』
      江戸時代(17世紀) です。

  今まで展示してあったのか、それとも
    今回この色紙を観て日本的な美に改めて
    感銘を受けました。村瀬美恵子氏が講演会
    でもこの絵の構図をお手本にして、それ以後も
    同じように描かれた絵がいくつもあると仰って
    いたのが頷けるくらいシンプルなのに、美しい!
    と感じました。

  そして、やはりこちらの玉川シリーズは何度
   観ても色が素晴しかったです!スキャンでは
   なかなか上手く録れないので、カメラで撮って
   みましたが、もう一つでしたが記念に掲載します。

  fuji
   六玉川絵巻 (六巻) 江戸時代 (1839年頃)
       『野田の玉川』と『調布の玉川』
       酒井鶯蒲

  sone
      『野路の玉川』と『井出の玉川』

  上記のほかに『砧の玉川』と『高野の玉川』が
     あります。酒井抱一の養子であり弟子だった
     鶯蒲ですが、若くして没してしまったそうです。
     しかし、歌川広重も鶯蒲の構図をまねしたのか
     鶯蒲も広重をまねたのか・・同時代の巨匠達が
     同じような人物の配置や姿勢などの構図で描か
     れているとのことです。 いずれにしても鶯蒲と
     いう人の技術力と色彩力の素晴しさは、到底
     今の現代の日本人では描けないのではない
     でしょうか? この絵を観れたことはこれから
     何千枚と新しい絵を観ても生涯、忘れられない
    と思う位の衝撃でした。

   
                 warabe 
                    『笛吹地蔵図』
                     狩野探幽 江戸時代(17世紀)

         最初に観た時から一目惚れした
                    地蔵図。笛を吹きながら、地獄に
                    落とされた魂を救済する地蔵菩薩が
          軽やかに雲に乗って浮かんでいます。
                    お顔が大変柔和で衣が風になびいて
                    いる軽やかさがとても神秘的で魅了
                    されました。

   

     hakubai
            『月下白梅図』
             伊藤若冲  江戸時代(1755年)

     最後に若冲の白梅にもお別れしてきました。
           やっぱり、人気があるのかいつ行っても
           この絵の前に人が魅せられたように集まって
           いました。何か月夜の梅に幻惑されてしまう
      のですね!

     jyakuchu 
          もっと知りたい伊藤若冲―生涯と作品
           佐藤 康宏 (著)

     このようなタイトルの本があったので
           つい購入してしまいました。
           なんか、中身はすごいです!!

       

          カバーの裏に書かれていた若冲の言葉です。

          今の画というものは、みな手本をもとに描くばかりで、
           いまだ物を描けたものを見たことがない。
           そして技術によって売れることばかりを求めていて、
           技術以上に進むことができたものがない。
           自分が人と違っているのはこの点だけなのだ。

 バーク・コレクション展では、日本美術の美の素晴しさを
   開眼させていただきました。これからも本物の画を観て
   西洋・東洋と限らずに広い範囲で美しいものを見つめて
   行きたいと思います。

 よろしかったら、拙関連記事をご覧くださいませ。

  ☆
ニューヨーク・バーク・コレクション展
  ☆記念講演会 「私とバーク・コレクション」 村瀬実恵子

         

 

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コメント


ジュリアンさん
京でお待ちしておりますよ。
いつもアートの世界、
和みます(^.^)

投稿: 松風 | 2006/03/07 22:53

松風さん

こんばんは~♪
京都も梅が真っ盛りですね!
いつも日本の美の真ん中で
過ごされている松風さんが
羨ましいです~☆

また、歌舞伎も観に行ってきましたので
さきほどアップいたしました。

投稿: Julia | 2006/03/08 00:06

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